アメックス・ゴールド・プリファードで貯めたポイントは、ANAマイルへの移行、年会費への充当、提携ポイントや商品への交換などに利用できます。
筆者は、入会キャンペーンなどで獲得したポイントのうち、40,000ポイントを40,000ANAマイルへ移行し、36,000ポイントを年会費へ充当しました。
一方、すべてのポイントを使ったわけではありません。今後の旅行や年会費への充当に備え、2026年9月26日時点で約8万ポイントをアメックスポイントのまま残しています。
ANAマイルについては、以前から保有していたマイルと合わせて、2027年3月下旬に予定している沖縄旅行の特典航空券を予約しました。
本記事では、この実体験をもとに、次の3つの使い道を比較します。
- ANAマイルへ移行する
- 年会費へ充当する
- アメックスポイントのまま保有する
また、ANAマイルへ移行した後の使い道として、特典航空券とANA SKY コインの違いも解説します。
カードの基本情報や特典については、アメックス・ゴールド・プリファードとは?年会費・特典・メリットと損益分岐点を解説をご覧ください。
筆者が1年間利用し、2年目も継続した理由は、アメックス・ゴールド・プリファードを1年使った本音|メインカードに選んだ理由と2年目も継続する理由で紹介しています。
※本記事は2026年9月時点の公式情報と筆者の利用経験をもとに作成しています。ポイントの交換条件、必要マイル数、参加費、交換率などは変更される場合があります。利用前に最新の公式情報をご確認ください。
結論:必要な分だけ交換し、残りはポイントのまま保有する
結論からいうと、ポイントの使い道は次のように考えるのが分かりやすいと思います。
- 具体的な旅行計画があるなら、ANAマイルへの移行を検討する
- 現金支出を確実に減らしたいなら、年会費への充当を検討する
- 使い道が決まっていないなら、ポイントのまま保有する
- 全ポイントを一度に交換せず、必要な分だけ使う
筆者の利用状況は次のとおりです。
| 使い道 | ポイント数 |
|---|---|
| ANAマイルへの移行 | 40,000ポイント |
| 年会費への充当 | 36,000ポイント |
| 2026年9月26日時点の残高 | 約80,000ポイント |
ANAマイルは、特典航空券の使い方によって1ポイント=1円を上回る価値を得られる可能性があります。
一方、ANAマイルへの移行には年間参加費がかかり、年間移行上限や有効期限もあります。
年会費への充当は1ポイント=1円で価値が分かりやすく、旅行予定がなくても利用できます。
使い道が決まっていないポイントについては、無期限のアメックスポイントとして残しておくことも有力な選択肢です。
3つの使い道を比較
アメックス・ゴールド・プリファードのポイントは、最初から有効期限が無期限です。 (参考資料1)アメリカン・エキスプレス「メンバーシップ・リワード」
本記事で取り上げる3つの使い道を比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | ANAマイルへ移行 (※1) | 年会費へ充当 | ポイントのまま保有 |
|---|---|---|---|
| 基本的な交換 | 1,000ポイント=1,000マイル | 1ポイント=1円 | 交換しない |
| 主な使い道 | 特典航空券、ANA SKY コイン | 年会費負担の軽減 | 将来の交換先を選ぶ |
| 別途費用 | ANAコース年間5,500円 | 原則なし | なし |
| 年間上限 | 40,000マイル | 対象金額まで | なし |
| 有効期限 | 移行後に発生 | 充当時に使用 | 無期限 |
| メリット | 1円を上回る可能性 | 現金支出を確実に減らせる | 選択肢を残せる |
| 向いている人 | 旅行計画がある人 | 年会費を抑えたい人 | 使い道が未定の人 |
※1:後述の「メンバーシップ・リワード ANAコース(有料)」への登録が必要。
ANA SKY コインは、アメックスポイントから直接交換するものではありません。
交換の流れは次のとおりです。
アメックスポイント
↓
ANAマイルへ移行
↓
特典航空券またはANA SKY コインに利用
有効期限も、それぞれ異なります。
- アメックスポイントのまま保有:有効期限なし
- ANAマイルへ移行:移行申込日から36カ月後の月末まで
- ANA SKY コインへ交換:交換月から12カ月目の末日まで
ANA SKY コインの有効期限は、交換月から12カ月目の末日です。 (参考資料6)ANA「ANA SKY コイン ご利用条件」
使い道が決まっていない段階で交換すると有効期限が発生するため、筆者は約8万ポイントをアメックスポイントのまま残しています。
ANAマイルへの移行条件
アメックスポイントをANAマイルへ移行するには、「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録が必要です。
主な条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年間参加費 | 5,500円(税込) |
| 更新 | 2年目以降、自動更新 |
| 移行レート | 1,000ポイント=1,000マイル |
| 年間移行上限 | 40,000マイル |
| 上限の判定期間 | 1月1日から12月31日 |
| 初回移行の目安 | 通常2週間 |
年間移行上限は、アメリカン・エキスプレス側の処理日を基準に、毎年1月1日から12月31日までの暦年で判定されます。初回の移行には通常2週間かかると案内されています。 (参考資料3)アメリカン・エキスプレス「マイルへ移行」
筆者も、年間上限となる40,000ポイントを40,000ANAマイルへ移行しました。
旅行直前に初めて移行すると、マイルの反映を待っている間に、希望便の特典航空券が満席になる可能性があります。初回は余裕を持って手続きした方がよいでしょう。
ANAコースと移行上限の期間は異なる
ANAコースは年間参加費制ですが、40,000マイルの移行上限は暦年で計算されます。
そのため、ANAコースの加入期間が年をまたぐ場合は、次回更新までの間に暦年が切り替わり、移行上限が改めて計算される可能性があります。
- 具体例(10月1日加入の場合)
- コース有効期間:2026年10月1日 〜 2027年9月30日
- 2026年分(10月1日〜12月末):上限40,000マイルまで移行
- 2027年分(1月1日〜9月末):上限40,000マイルまで移行
- 合計:1年分の参加費で最大80,000マイルの移行が可能
ただし、どの年の移行分になるかは、アメリカン・エキスプレス側の処理日で決まります。年末の手続きは余裕を持って行う必要があります。
また、ANAコースは自動更新です。筆者は現在ANAマイルをある程度保有しているため、次年度の更新前に解約する予定です。
ANAマイルの使い道は2つ
ANAマイルへ移行した後は、主に次の2つの使い道があります。
特典航空券へ交換する
特典航空券用の空席を確保できれば、現金航空券の価格によっては、1マイル=1円を上回る価値を得られる可能性があります。
ただし、特典航空券として利用できる座席数には限りがあります。旅行日程を変更しにくい場合や、家族全員分の座席が必要な場合は、希望便を予約できない可能性があります。
ANA SKY コインへ交換する
希望便の特典航空券に空席がない場合は、ANAマイルをANA SKY コインへ交換し、有償航空券や旅行商品の支払いに利用できます。
ANA SKY コインは、1コイン=1円で、10コイン単位から使えます。 (参考資料6)ANA「ANA SKY コイン ご利用条件」
ANA SKY コインで購入した航空券は有償航空券として扱われるため、フライトマイルやプレミアムポイントの対象になります。
マイルからSKY コインへの交換率は、交換するマイル数、会員ステイタス、保有するANAカードの種類などによって異なります。
また、SKY コインの有効期限は交換月から12カ月目の末日で、交換後の取り消しはできません。利用する予定を決めてから交換する方が安全です。
沖縄の特典航空券を予約
筆者は、アメックスから移行した40,000ANAマイルと、それ以前から保有していたマイルを合わせて、沖縄旅行の特典航空券を予約しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 羽田・那覇往復 |
| 往路 | 2027年3月下旬 |
| 復路 | 2027年3月下旬 |
| 利用者 | 大人2名、子ども(小学生)1名 |
| 使用マイル | 72,000マイル |
| 別途支払額 | 3,440円 |
| 状況 | 予約済み、搭乗前 |
ANA国内線の特典航空券では、2歳以上12歳未満の子どもも、大人と同じマイル数が必要です。
また、旅客施設使用料の対象空港を発着する場合は、マイルとは別にクレジットカードで支払う必要があります。 (参考資料4)ANA国内線特典航空券 ご利用条件
今回は、9歳の子どもを含む3名分として72,000マイルを使用し、別途3,440円を支払いました。
なお、本記事の作成時点では予約済みですが、まだ搭乗していません。以下は旅行後の評価ではなく、予約時点の試算です。
今回は1マイル当たり約1.46円
同じ日程についてANAの現金航空券を確認したところ、エコノミークラスの「シンプル」で、大人2名と子ども1名の往復料金は合計108,463円でした。
今回の特典航空券における1マイル当たりの価値は、次のように計算できます。
(現金航空券の価格-別途支払額)÷使用マイル数
(108,463円-3,440円)÷72,000マイル
=約1.46円/マイル
現金航空券と比べて抑えられた支出は、105,023円です。
ただし、108,463円は筆者が記事作成時に確認した参考価格です。航空券の価格は、利用便、時間帯、予約時期、空席状況などによって変わります。
そのため、羽田・那覇間の特典航空券が常に1マイル=1.46円になるわけではありません。
※今回予約した2027年3月下旬の搭乗日は、ANAのシーズン設定上ハイシーズンに該当したため、往復24,000マイル/人(大人・小児共通)で計算しています。
ANAコースの参加費を考慮した場合
ANAコースの参加費5,500円を、今回の旅行のコストとして全額差し引く場合は、次のようになります。
(108,463円-3,440円-5,500円)÷72,000マイル
=約1.38円/マイル
| 計算方法 | 1マイル当たりの価値 |
|---|---|
| ANAコース参加費を考慮しない | 約1.46円 |
| 参加費5,500円を考慮する | 約1.38円 |
今回使用した72,000マイルには、アメックスから移行した40,000マイル以外も含まれています。
そのため、約1.38円という数字は、今回の旅行に72,000マイルを使用した場合の参考値であり、アメックスポイント1ポイントの価値を直接示すものではありません。
一方、今回の条件では、年会費への充当なら1ポイント=1円として利用できるのに対し、ANAマイルを特典航空券に利用することで、1ポイント=1円を上回る価値につながる可能性があることを確認できました。
年会費へ36,000ポイントを充当
筆者は、1年目の年会費にもポイントを利用しました。
| 項目 | 金額・ポイント |
|---|---|
| 年会費総額 | 39,600円 |
| 税抜年会費 | 36,000円 |
| 消費税 | 3,600円 |
| 充当したポイント | 36,000ポイント |
| 現金負担 | 3,600円 |
アプリから年会費の利用明細を選び、36,000ポイントを充当しました。
実際に手続きして分かった注意点は、年会費39,600円の全額にポイントを充当できないことです。
対象となったのは税抜年会費36,000円で、消費税3,600円は対象外でした。
また、年会費へのポイント充当は、請求前に年会費を値引きする仕組みではありません。年会費をいったん支払い、ポイント充当額が次回以降の請求から減額されます。 (参考資料8)ポイントで後払い
年会費充当の主なメリットは、次のとおりです。
- 1ポイント=1円で価値が分かりやすい
- 特典航空券の空席に左右されない
- 旅行予定がなくても利用できる
- 現金支出を確実に減らせる
ANAマイルほど高い価値を得られるとは限りませんが、確実性を重視する場合には使いやすい方法です。
約8万ポイントを残している理由
筆者は、入会キャンペーンなどで獲得したポイントをすべて交換していません。
2026年9月26日時点では、概算で約8万ポイントをアメックスポイントのまま残しています。
理由は、使い道が決まっていないポイントを無理に交換する必要がないからです。
ポイントのまま保有していれば、今後の状況に応じて次の用途を選べます。
- 新しい旅行計画が決まったときにANAマイルへ移行する
- 次回以降の年会費へ充当する
- カード利用代金へ充当する
- 他に有利な交換先が見つかるまで待つ
一方、ANAマイルやANA SKY コインへ交換すると有効期限が発生します。
交換レートが高くても、期限内に利用できなければ経済的な価値は生まれません。無期限で保有できること自体が、アメックスポイントのメリットだと考えています。
まとめ
筆者は、入会キャンペーンなどで獲得したポイントを、次のように使い分けました。
- 40,000ポイントを40,000ANAマイルへ移行
- 既存のANAマイルと合わせて沖縄の特典航空券を予約
- 36,000ポイントを2年目の年会費へ充当
- 残りの約8万ポイントは使い道が決まるまで保有
沖縄の特典航空券は、大人2名と9歳の子ども1名の羽田・那覇往復で、72,000マイルと3,440円を使用しました。
同じ日程の現金航空券108,463円と比べると、1マイル当たりの価値は約1.46円です。
今回の実体験から、ポイントの使い道は次のように考えるのがよいと思います。
- 具体的な旅行計画があり、特典航空券を予約できるならANAマイル
- 特典航空券が取れず、有償航空券を購入するならANA SKY コイン
- 現金支出を確実に減らすなら年会費充当
- 使い道が決まっていなければポイントのまま保有
大切なのは、すべてのポイントを一度に交換しないことです。
旅行予定、特典航空券の空席、ANAコースの参加費、有効期限などを確認し、実際に使う分だけ交換するのが合理的だと考えています。
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参考資料・出典
以下の情報は2026年9月時点で確認しています。利用前に最新の公式情報をご確認ください。
1.アメリカン・エキスプレス「メンバーシップ・リワード」
ポイントの主な使い道と有効期限。
2.アメリカン・エキスプレス「メンバーシップ・リワード・プラス」
ポイントの有効期限と交換レート。
3.アメリカン・エキスプレス「マイルへ移行」
ANAマイルへの移行レート、年間参加費、年間上限、所要期間。
4.ANA「ANA国内線特典航空券 ご利用条件」
必要マイル数、小児の取り扱い、旅客施設使用料、空席の注意事項。
5.ANA「マイルからANA SKY コインに交換する方法」
ANAマイルからSKY コインへの交換条件と交換率。
6.ANA「ANA SKY コイン ご利用条件」
利用単位、対象商品、有効期限、差額の支払い。
7.ANA「ANA SKY コインに交換する3つのメリット」
有償航空券としての利用、フライトマイルなどの扱い。
8.アメリカン・エキスプレス「ポイントで後払い」
年会費へのポイント充当、対象外となる消費税、減額時期。
9.ANA「お子様のご予約について」
小児の対象年齢、小児割引、特典航空券の必要マイル数。


